すでにウェブサイトをお持ちのsilsil（シルシル）さんからのご依頼

「リニューアルをしたいので、お願いします」

というのが最初のコンタクトでした。
その後お打ち合わせをさせていただきましたが、もうすでに構想があるようでしたので、全てをお伺いしました。

イベントへの出展や個展のお誘いが絶えない人気のアーティストさんです。
しかもとても華やかで艶やかな作風。
私たちができることは、とても少なかったです。デザイナーとしては素材が良いととてもテンションが上がります。
だって素敵なウェブサイトなるのは確実ですからね。

デザインは作品をふんだんにページのあちこちに散りばめ、それを邪魔しないように細かな細工だけさせていただきました。
マウスを乗せたときの動きであったり、カラーリング、文字の大きさなど、料理で言えば、最後に味を少しだけ調整する「塩」のような存在です。

それでも十分に素敵なウェブサイトができあがるから不思議ですよね。
ひとつだけこだわったのは、作風の雰囲気に合わせた表示アニメーションのスピードだけ。
微妙に何度も変更して、作風に合わせていきました。

今回のウェブサイトは、アーティストの作風に合わせたアニメーションやちょっとした仕掛けを散りばめることで、アーティストの世界観を壊さないように制作しました。

このウェブサイトを見るユーザーは、アーティストを知っている、もしくはファンの方ですので、思い描いている世界観を壊すことなく、スムーズにウェブサイトのコンテンツを見ることができます。

「発信するなにかを壊さないようにユーザーに届ける」これが私たちが目指す一番のウェブサイトだと思っています。